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内容一覧

はじめに

1 ポピュラー音楽と資本主義
1 マルクス主義的批判理論の導入
2 アドルノのポピュラー音楽批判
3 反抗の時代・ロックの時代
4 アドルノ的なペシミズムに対するポピュラー音楽研究からの批判

2 ロックの時代の終焉とポピュラー音楽の産業化
1 産業化するポピュラー音楽
2 七〇年代の日本のポピュラー音楽
3 音楽産業の変容
4 フォーディズム的な生産様式とその終焉としての六八年
5 ポストフォーディズム的生産体制

3 ポップの戦術――ポストモダンの時代のポピュラー音楽
1 アート・イントゥ・ポップ
2 アンディ・ウォーホル、ヴェルヴエット・アンダーグラウンド
3 パンクとテクノの登場とロックの終わりの終わり
4 KLFと資本主義の消費
5 日本のポピュラー音楽におけるポップの戦術

4 人種と音楽と資本主義
1 人種とポピュラー音楽
2 「黒人」というカテゴリー
3 移動する音楽・変容する音楽
4 二重に搾取されるブラック・ミュージック
5 二重の搾取に抗して
6 資本主義と人種

5 Jポップをめぐる政治経済学
1 音楽は本当に危機なのか?
2 九〇年代の音楽産業のバブル景気的成長
3 ミリオンセラーの増加と音楽のファミリーレストラン化
4 Jポップの形成期の「シブヤ系」
5 新自由主義とフリーターの九〇年代
6 Jポップの裏側とその後

6 ムシカ・プラクティカ――実践する音楽
1 実践する音楽
2 DJカルチャーとDiYカルチャー
3 デジタル時代の音楽実践
4 福岡の音楽実践――ミュージック・シティ・天神
5 再びポピュラー音楽ということ

あとがき


著者紹介


毛利嘉孝(もうり・よしたか)
1963年生。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授。専門は社会学・文化研究。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh. D.(社会学)、九州大学助手、助教授を経て現職。大衆文化やメディア、都市文化と社会運動を中心に研究と批評を行っている。主著に『文化=政治――グローバリゼーション時代の空間の叛乱』(月曜社)、編著に『日式韓流――冬のソナタと日韓大衆文化の現在』(せりか書房)など。2007北九州国際ビエンナーレ・ディレクター。


関連書

日式韓流』(毛利嘉孝著)