カバー写真 (装幀=工藤強勝) |
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内容一覧 プロローグ 再び「柳田国男の老い」をめぐって 第一章 テクスト空間の再編成――『柳田国男全集』の試み 第二章 「遠野物語」から「郷土誌」へ 第三章 柳田国男と写真――「自然主義」と「重ね撮り写真」の方法意識 第四章 歴史社会学の方法と実践 第五章 方法としての民俗学/運動としての民俗学/構想力としての民俗学 第六章 近代日本民俗学史のために あとがき 付表 引用参照文献 柳田国男著作 論文索引 人名索引 事項索引 著者紹介 佐藤健二(さとう けんじ) 1957年、群馬県高崎市に生まれる。東京大学教養学部助手、法政大学助教授を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(社会学)。専攻は、歴史社会学、社会意識論、社会調査史、メディア文化など。 主な著書に、柳田国男のテクストの新たな読解や書物論をふくむ『読書空間の近代』(弘文堂)、絵はがき論や風景論の『風景の生産 風景の解放』(講談社選書メチエ)、うわさ話の基礎研究で「クダンの誕生」を収録した『流言蜚語』(有信堂高文社)、歴史社会学の方法意識を論ずるとともに新語論や石井研堂論をふくむ『歴史社会学の作法』(岩波書店)、近代日本の社会調査の歴史的展開を考察した『社会調査史のリテラシー』(新曜社)、ケータイを切り口にことばの力と他者認識の変容を論じた『ケータイ化する日本語』(大修館書店)、社会学の論文をどう書くかを主題とした『論文の書きかた』(弘文堂)などがある。 |