闘う小説家バルザック
芳川泰久

ISBN4-7967-0219-9
1999年5月
2800円
四六判上製304頁
19世紀初めパリのパサージュを通行する群衆の中に小説の登場人物と読者を発見し、彼らの欲望が織りなす近代社会の縮図を全く新しい知的パラダイムのもとに描いたバルザックの創造の秘密に迫る


『ボヴァリー夫人』をごく私的に読む――自由間接話法とテクスト契約
芳川泰久

ISBN978-4-7967-0343-7
2015年7月
2800円
四六判上製235頁
フランス近代小説の歴史を根本から変えた『ボヴァリー夫人』の新訳(新潮文庫)を手がけた著者が、貴重な翻訳体験で遭遇した数多くの疑問を糧に、過激なテクスト論者の視線で、文学における「表象革命」を成し遂げたフローベールの言葉の秘密に迫る more


私をブンガクに連れてって
芳川泰久

ISBN4-7967-0270-9
2006年1月
2200円
四六判並製206頁
カフカの『審判』の主人公のように、ある日呼び出され、文学とは無縁な、さまざまな場所に連行される。カマボコ博物館、メイドカフェ、裁判所、山奥のダム、皇居、オートレース場――文学から消えてしまった〈リアル〉に遭遇したいと願う、痛快な批評のアクロバット more


ヌーヴォー・ロマンと日本文学
江中直紀

ISBN978-4-7967-0310-9
2012年3月
2500円
四六判上製345頁
現代仏文学最良の刺戟を80年代の日本文学に導入した若手批評家・翻訳者として注目を集めた、江中直紀。昨年急逝したその遺稿を、芳川泰久・渡部直己・絓秀実・重松清の友人4人が編んだ、最初で最後の評論集。 more


増補新版 ドゥルーズ キーワード89
芳川泰久・堀 千晶

ISBN978-4-7967-0339-0
2015年3月
2800円
四六判並製326頁
「欲望」「戦争機械」「器官なき身体」「ノマド」など哲学・文学批評・美学・倫理・政治哲学の諸領域を横断する89の基本概念を簡潔明快に解説し、ドゥルーズ哲学の核心に迫る。増補した詳細な書誌と新たにドゥルーズの「プルースト論」を付す。 more


ドゥルーズ 千の文学
宇野邦一・堀 千晶・芳川泰久

ISBN978-4-7967-0300-0
2011年1月
4800円
A5判上製520頁
生・言語・身体の限界に挑む思想家ドゥルーズがつくりあげる文学地勢図。カフカ、プルースト、ロレンス、ボルヘス、ベケット、メルヴィルなど言語の深淵を切り開く文学者44人の異貌の肖像を鮮烈に描き出す。 more


ドゥルーズ・知覚・イメージ――映像生態学の生成
宇野邦一

ISBN978-4-7967-0344-4
2015年7月
3200円
A5判並製311頁
ドゥルーズ哲学の強いインパクトを背景に、激変する映像環境がいかに〈身体と生のイメージ〉に作用しているかを鋭く洞察する論考と、映画・ヴィデオアート・ダンス・演劇など身体表現にかかわるアーチストとの対話を通して、複雑多様な映像表現を解明すべく新たなジャンル〈映像生態学〉を提唱する。 more


言葉の肉――エクリチュールの政治
ジャック・ランシエール 
芳川泰久監訳 堀千晶/西脇雅彦/福山智訳
ISBN978-4-7967-0324-6
2013年6月
3800円
四六判上製375頁
文学から思考の方法を学んだと語る現代屈指の批判的知性が、聖書、バートルビー、バルザック、プルースト、ランボー等を取り上げ、「言葉と物」の危険な関係を問いながら文学固有の政治性を解き明かし〈文学〉の核心に迫る。 more


言語と沈黙――言語・文学・非人間的なるものについて
ジョージ・スタイナー
 由良君美他訳
ISBN4-7967-0231-8
6800円
A5判上製548頁
アウシュヴィッツの後、文学・芸術を創造することは可能か。神の死、言語の死、その廃墟の沈黙の中から理性的人間の構築を企てる〈脱領域の知性〉、文芸批評家スタイナーの記念碑的著作の復刊


例外の理論
フィリップ・ソレルス
 宮林寛訳
ISBN4-7967-0167-2
1991年7月
3800円
四六判上製450頁
あらゆる既存のモラルをすりぬけて飽くなき探求を続ける巨大な知性の運動体ソレルス。モンテーニュ、サド、ジョイス、フォークナーからワットー、ピカソ、バッハ、聖書、フロイトを縦横に読み解く


サド侯爵の幻の手紙――至高存在に抗するサド
フィリップ・ソレルス
 鈴木創士訳
ISBN4-7967-0217-2
1999年2月
2000円
四六判上製160頁
フランス大革命の時代、権力に抗して熱烈に自由を希求し、『悪徳の栄え』など数多くの作品を生みだしたサド侯爵の新たに発見された幻の手紙。鬼才ソレルスが展開する画期的なサド論を併載する


プルースト〔改訳版〕
サミュエル・ベケット 大貫三郎訳
ISBN4-7967-0178-8
1993年12月
2500円
四六判上製156頁
20世紀最高の文学遺産『失われた時を求めて』を《時間・習慣・記憶・救済》という三つのキーワードで読み解いた現代批評の傑作であり、ベケット自身の創造世界をも開示する最良のプルースト入門


プルーストと同性愛の世界
原田武

ISBN4-7967-0196-6
1996年1月
2900円
四六判上製352頁
ジル・ドゥルーズはプルーストにおいて「同性愛が真実である」という。大作『失われた時を求めて』を精査しつつ同性愛の多様、多彩な世界を文化史的視座から浮彫りにしたユニークなプルースト論


ペロー童話のヒロインたち
片木智年

ISBN4-7967-0201-6
1996年10月
2400円
四六変型判上製236頁
「シンデレラ」「眠れる森の美女」「青ひげ」「赤ずきん」――ペロー童話の背後に拡がる17世紀フランスの民衆文化や文芸伝統のなかに、昔話にひそむ不思議な世界を探った好著


アメリカン・モダニズム
富山英俊

ISBN4-7967-0238-5
2002年4月
2400円
四六判並製288ページ
パウンド、エリオット、ウィリアムズ、スティーヴンズ――20世紀アメリカのモダニズム詩を創造した4人の詩人たちの詩法・美学・文化論・世界観を、モダンの文学がはらむ危機的な問題意識との関わりから概説する。


シュルレアリスムの射程――言語・無意識・複数性
鈴木雅雄

ISBN4-7967-0215-6
1998年10月
2800円
A5判並製304頁
ブルトン死後30年、今や神話化されつつあるシュルレアリスムを徹底的に再検討し、その可能性の最先端を19名の斬新な視点が鋭く捉える。千葉文夫/塚原史/ジャンドロン/セバック/グラック他


映像人類学の冒険
伊藤俊治/港千尋

ISBN4-7967-0220-2
1999年7月
2400円
A5判並製226頁
映像と人類学が合体して新たな創造的ジャンルを形成しつつある今日、伊藤俊治、今福龍太、宇野邦一、中沢新一、港千尋他が〈映像人類学〉の可能性を縦横に論究する。附=映像人類学主要作品解説

映像人類学シネ・アンスロポロジー――人類学の新たな実践へ
村尾静二箭内匡久保正敏

ISBN978-4-7967-0333-8
2014年5月
2800円
A5判並製309頁
シネ・アンスロポロジー、共有人類学。ジャン・ルーシュがかつて構想し、実践したアイデアは、今こそ蘇らねばならない――民族誌映画の歴史と現在を踏まえ、映像による新たな人類学を実践してゆくための確実な土台を提供する。 more

モダニズム/ナショナリズム――1930年代日本の芸術
五十殿利治水沢勉

ISBN4-7967-0246-6
2003年1月
2400円
A5判並製268頁
近代主義から国家主義へ向かう時代にあって、芸術は危機的な社会の現実をどう表現したのか。文学・美術・写真・デザイン・音楽・建築の気鋭の研究者10人がその根源的な意味を現代に問いかける。 more

クラシック モダン――1930年代日本の芸術
五十殿利治+河田明久

ISBN4-7967-0260-1
2004年12月
2400円
A5判並製248頁
本書は、戦前期の輝かしいモダン・アートの最終地点を、美術批評・絵画・デザイン・伝統美術など様々なジャンルで検証する。いま・ここに古典はあらためて、現代芸術の最重要課題として浮上してくる。 more

恩地孝四郎研究――版画のモダニズム
桑原規子

ISBN978-4-7967-0316-1
2012年10月
8000円
A5判上製576頁
抽象画の先駆者、創作版画の推進者として、また装丁家、写真家、詩人、評論家として多彩な面をもつモダニストとして活躍した日本近代版画史の巨匠、恩地孝四郎の全貌に迫る大著(総576頁、カラー図版193点)。 more


感覚のモダン――朔太郎・潤一郎・賢治・乱歩
高橋世織

ISBN4-7967-0253-9
2003年12月
2500円
四六判上製275頁
朔太郎の写真、潤一郎の映画、賢治の黒板、乱歩のレンズ。自然主義的リアリズムに抗い、様々なメディアを媒介に感覚の錯乱を創造の武器として世界を幻視した四人の表現者に1920年代モダニズム文学の真髄を探る。 
more

ライ麦畑のミステリー
竹内康浩

ISBN4-7967-0264-4
2005年6月
2500円
四六判並製232頁
「ライ麦畑」ではなぜ物や人が落下し、そのたびに拾い上げられるのか、その不思議な一貫性は、さらに大きな謎へと扉を開く。アメリカでサリンジャー論を発信する著者が、この20世紀の代表的な青春小説で何が起きていたかを解き明かす。 more

バルザック 生命と愛の葛藤
加藤尚宏

ISBN4-7967-0267-9
2005年11月
5000円
A5判上製510頁
『あら皮』の護符に宿る生命の神秘、『谷間の百合』の愛と憂愁に悩むモルソーフ夫人など19世紀前半フランスのあらゆる社会階級に生きる男女の情熱が織りなす人生(特に女性)の縮図を克明に読み解いた著者の長年にわたるバルザック論の集大成。 more

映像と身体――新しいアレンジメントに向けて
立教大学映像身体学科

ISBN978-4-7967-0285-0
2008年11月
1800円
四六判並製224頁
電子化・デジタル化の荒波の中で映像と身体の間に想像を超えた相互作用が生起している。従来の固定化されたジャンル(映画・ダンス・演劇…)を越境し、新しい映像と身体のダイナミックな編成を企てる。 more

世界文学のなかの中島敦
ポール・マッカーシー
オクナー深山信子 
ISBN978-4-7967-0293-5
2009年12月
2000円
四六判並製207頁
英文翻訳者・研究者によるインターテクスチュアルな作品読解の試み。ゲーテ、ニーチェ、スティーヴンソン、史記そして実存哲学と中島敦作品との対話。『山月記』『名人伝』の全文英訳を付す。 more

瓦礫の天使たち――ベンヤミンから〈映画〉の見果てぬ夢へ
中村秀之

ISBN978-4-7967-0296-6
2010年6月
2500円
四六判並製265頁
ベンヤミンやゴダールの時季はずれの思考に触発され、チャップリンやキートンらと共に無声映画の都市空間を闊歩する。視覚文化の「破局」の只中で〈見る〉ことの意味を実践的に問う、反時代的映像論集。 more

映像のコスモポリティクス――グローバル化と日本、そして映画産業
テヅカ ヨシハル

ISBN978-4-7967-0302-4
2011年2月
2800円
A5判並製336頁
敗戦後の日本映画の国際化の歴史を辿り、20世紀後半の経済のグローバル化が日本の国民文化とアイデンティティに及ぼした変容の様相を描き出す。越境する文化産業におけるコスモポリタニズムの可能性を探る。 more

映像にやどる宗教、宗教をうつす映像
新井一寛岩谷彩子葛西賢太

ISBN978-4-7967-0305-5
2011年6月
2800円
A5判並製293頁
「映像」も「宗教」も不可視を現前させる装置であった――イスラーム過激派のプロパガンダ、癒しの聖地ルルドの意外な顔、インドの呪術、映像的体験と宗教的体験のシンクロなど宗教をめぐる多様な映像実践の探究。 more

ジョナス・メカス――ノート、対話、映画
ジョナス・メカス 
木下哲夫 森國次郎
ISBN978-4-7967-0318-5
2012年11月
4700円
A5判並製263頁
リトアニアに生まれ、ナチスから、ソ連から逃れ、1949年、肌寒いニューヨーク港に降り立ったジョナス・メカス。入手したボレックスでニューヨークを、友人たちを、自らを撮り続けてきたメカスが語る、リトアニアへの想い、日記映画とニューヨークのアヴァンギャルド、フィルム・アーカイヴスの誕生……主要作品のメカス自身による解説とコメンタリーを収録。 more

近世庄内における芸能興行の研究――鶴岡・酒田・黒森
佐治ゆかり

ISBN978-4-7967-0320-8
2013年2月
10000円
A5判上製509頁
幕藩体制下における庄内藩の芸能興行の実態とその構造を解明する。都市部・鶴岡、酒田の「興行」の研究に加え、新たに郷村部・黒森の「法楽」概念を提示し、近世社会の芸能存立のシステムを総合的に描き出す。 more


ルーマニア演劇に魅せられて――シビウ国際演劇祭への旅
七字英輔

ISBN978-4-7967-0321-5
2013年3月
2800円
四六判上製302頁
今や「ヨーロッパ三大演劇祭」の一つと称されるほど有名になったルーマニアのシビウ国際演劇祭。その魅力に取りつかれてシビウに通いつめた著者の15年間の演劇紀行を収載。知られざるルーマニアの演劇シーンを伝える。 more


針生一郎蔵書資料年表――美術・文学・思想
三上豊
編著 上野俊哉沢山遼
ISBN978-4-7967-0341-3
2015年4月
3800円
A5判並製497頁
批評の軌跡と源泉を辿り、来たるべきデータアーカイヴを試行する。
戦後の美術・文芸評論に大きな足跡を残した針生一郎。彼は2010年84歳で亡くなるまで、つねに前衛と大衆と社会について問い続けていた。本書は針生宅に残された書籍、展覧会カタログ、執筆文献、エフェメラの類い20000余件を年表形式にまとめたものである。リベラルな評論活動の隣にあった「知の集積」を一覧することで、戦後の出版文化の在り方がみえてくる。気鋭の批評家2氏の針生論を付す。 more


鳥海青児 絵を耕す
原田 光

ISBN978-4-7967-0348-2
2015年12月
5500円
A5判上製473頁
既存の油絵に激しく挑戦した岸田劉生、萬鉄五郎に導かれ、ヨーロッパ留学でのゴヤ、レンブラントとの出逢いを糧に、日本の湿潤な歴史的風土における油絵の可能性を極限まで追求した鳥海青児。本書は大正から戦後まで激動する時代のなかで悪戦苦闘する画家の修羅を克明に描き出すとともに、描く対象に揺るぎない存在感を与えるために工夫した数多くのメチエ〈厚塗りの技法等〉の秘密を解き明かした、熱烈な鳥海芸術へのオマージュである。 more


マルグリット・デュラス《幻想の詩学》
蘇芳のり子

ISBN978-4-7967-0349-9
2016年2月
3700円
四六判上製384頁
デュラス文学のキーワード〈眺めるregarder〉・〈待つattendre〉・〈憧れ出るpartir〉をとりあげ、ヒロインたちの孤独な内面に潜む独白的な〈声〉を聴き、比較詩学の視点からも和泉式部の〈歌ことば〉に照らして、デュラスの〈詩の小説〉―〈空白〉に截断されては語り継がれる―を読み解く問題作。 more


美術のありか――路傍から現代美術館まで
大室幹雄

ISBN978-4-7967-0350-5
2016年4月
2800円
四六判上製247頁
円空、谷文晃、立原杏所、ラファエル・コランと黒田清輝、藤島武二、白馬会。エミール・クラウスのベルギー、イサーク・レヴィタンのロシア。スウェーデン、デンマーク等北欧の近代画家たちの多彩な作品、クブケ、ハンマーシュイ、ラーション、ヴァーレンショルド、プリンス・エウシェーン。村の石碑その他私たちの町や村のアート、現物を自分の眼で見る作法を述べる。 more


戒厳令下の文学――台湾作家・陳映真文集
陳映真
  
間 ふさ子・丸川哲史
ISBN978-4-7967-0351-2
2016年4月
3600円
四六判上製363頁
台湾文学史上、きわめて重要な作家、陳映真――厳しい弾圧の時代を生き抜き、8年にわたる獄中生活を送ったのちも旺盛な文筆活動を展開、台湾に住む底辺の人々の悲劇や、多国籍企業の実態とそこに働く人々の心情、白色テロの犠牲者たちなどを描いた衝撃的な作品をつぎつぎと世に間うた。その全貌(小説+散文)を紹介した本邦初の単独文集。 more



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